【セミナーレポート】1月開催「社会課題解決の現場における相続実務家の重要な役割と遺贈寄付の注意点」

先週、【社会課題解決の現場における相続実務家の重要な役割と遺贈寄付の注意点】いうテーマでセミナーを開催いたしました。その内容の一部始終をダイジェストにしてレポートいたします。

※この内容は「リーガルエステート動画セミナー」にてご視聴いただけます。

【セミナーコンテンツ】
・遺贈寄付の意義
・遺贈寄付の現状と今後の展望について
・遺贈寄付における専門家の役割
・遺贈寄付の基礎知識(種類や方法)
・遺贈寄付相談を受ける際の注意点

なぜ今、承継寄付が求められるのか

「遺贈寄付とは、相続財産の一部を”亡くなった後”に寄付する方法です。
“亡くなった後”のお金の話ですから、生前に思い切りご自身のお金を使っていただいて最後の最後に残った資産の中から寄付されることになります。残ってしまった財産について『使っておけばよかった』ではなくて、ご自身の興味のあること、貢献したいことに対して自分の生きてきた証として未来につなげるために心配しないでお金を使うことができる。これが遺贈寄付の魅力だと思います。

遺贈寄付は、人生の集大成の社会貢献として「自分らしいを表現する」ための一つの手段だと私達はとらえています。自分の作り上げてきた財産の一部を未来へ託すことによって私こんなことを応援していたよってことを表すことができるのです。そして全額とか大きな金額でなくていいんです。小さい金額であっても遺贈寄付はできるので、だれでもできる制度なんです。

例えば、遺言を書いてない方であれば亡くなった後の財産というのはご本人の意思が入ったお金の使い方はされていないと思うんですね。葬儀費用とか士業の先生への費用だったりとか、そういったものに使われることがほとんどです。
もちろん相続人に渡すのは当然ですが、『自分の意思でこういうところにお金使いたかったんだよ』ということをあらわすことで、自分の手元からお金が出ていくわけではないけれど未来にメッセージを残すことができる。

それが遺贈寄付だと思います。

最近も自治体に呼んでいただき『遺贈寄付』について講演をしますが、やはり皆さん「遺贈寄付」という制度を知りません。しかし講演を聞かれた方のアンケートの8割近くの人は最終的にはやってみたいと回答するんです。遺贈寄付をしたいと思うことは、何か遺言書やエンディングノートなど書くことになるので、自ら進んで相続の準備をするきっかけともなります。相続に興味を持ってもらう意味でも非常にいいものだと思います。」

まず、三浦先生から遺贈寄付の価値について講演をしていただきました。

遺贈寄付という単語はよく耳にするまでも需要がどのくらいあるのかというのはあまり知らなかった内容でした。聞いていくと、日本社会の多くの方が「社会貢献をしたいと思っていてもどうしたらいいかわからない」と思っているようで、遺言を作成する際に一つアップセル商品の一つとしておいておくと単純にお客様に喜ばれるだろうなという印象を受けました。

なぜ今、承継寄付が求められるのか

「遺贈寄付とは、相続財産の一部を”亡くなった後”に寄付する方法です。
“亡くなった後”のお金の話ですから、
生前に思い切りご自身のお金を使っていただいて
最後の最後に残った資産の中から寄付されることになります。

残ってしまった財産について『使っておけばよかった』ではなくて、
ご自身の興味のあること、貢献したいことに対して
自分の生きてきた証として未来につなげるために
心配しないでお金を使うことができる。

これが遺贈寄付の魅力だと思います。

遺贈寄付は、人生の集大成の社会貢献として
「自分らしいを表現する」ための一つの手段だと私達はとらえています。

自分の作り上げてきた財産の一部を未来へ託すことによって
私こんなことを応援していたよってことを表すことができるのです。

そして全額とか大きな金額でなくていいんです。
小さい金額であっても遺贈寄付はできるので、
だれでもできる制度なんです。

例えば、遺言を書いてない方であれば
亡くなった後の財産というのは
ご本人の意思が入ったお金の使い方はされていないと思うんですね。

葬儀費用とか士業の先生への費用だったりとか、
そういったものに使われることがほとんどです。

もちろん相続人に渡すのは当然ですが、
『自分の意思でこういうところにお金使いたかったんだよ』
ということをあらわすことで、
自分の手元からお金が出ていくわけではないけれど
未来にメッセージを残すことができる。

それが遺贈寄付だと思います。

最近も自治体に呼んでいただき『遺贈寄付』について講演をしますが、
やはり皆さん「遺贈寄付」という制度を知りません。
しかし講演を聞かれた方のアンケートの8割近くの人は
最終的にはやってみたいと回答するんです。

遺贈寄付をしたいと思うことは、
何か遺言書やエンディングノートなど書くことになるので、
自ら進んで相続の準備をするきっかけともなります。
相続に興味を持ってもらう意味でも非常にいいものだと思います。」

まず、三浦先生から遺贈寄付の価値について
講演をしていただきました。

遺贈寄付という単語はよく耳にするまでも
需要がどのくらいあるのかというのは
あまり知らなかった内容でした。

聞いていくと、日本社会の多くの方が
「社会貢献をしたいと思っていてもどうしたらいいかわからない」
と思っているようで、遺言を作成する際に
一つアップセル商品の一つとしておいておくと
単純にお客様に喜ばれるだろうなという印象を受けました。


そこから三浦先生が代表を務める
日本承継寄付協会で調査した遺贈寄付の現状を基に
様々な角度から遺贈寄付は需要があること、
簡単にできるということを明確にしてくださいました。

また、士業にとっては実務面も気になるところですので、
その部分について一部抜粋してレポートにまとめたいと思います。

■遺贈先決定における注意点

「遺贈先について皆さん結構迷われると思うんですよね。『遺贈先ってどんなところがあるんだろう』については
後ほど遺贈先の決め方はお伝えさせていただくんですが、選び方のポイントをいくつかご紹介してきます。

まず一つ目としては、遺贈寄付ですから遺言を書いてから亡くなるまでっていうと、どのくらいの期間が空くかわからないですよね。10年先20年先になるかもしれないということです。ですから、それを踏まえて10年先20年先も続きそうな、絶対ではないにしろ継続性が高い団体をなるべく選んだほうがいいと思います。
もちろんご本人の希望が一番なのですが、例えばすごく小さい団体を選ばれた場合には必ず二次指定先もあわせて用意しておくということが大事です。団体がなくなってしまった場合に相続人に行くのが本人にとっては一番いやだということもあるので継続性の高い団体を選ぶようにする。

かつ、受け入れ実績があることが安心だと思います。特に遺贈担当者がいる団体であればなおいいです。マストではないですが、なるべくそういうところを選んであげるといいと思います。

また、一か所にまとまったお金をぼんと渡すのもいいですが、例えば1000万寄付するってなった場合、100万円ずつ複数の団体に寄付するということも検討したらいいと思います。その場合公正証書にすると費用があがってしまいますが、いろんなところを応援したいということで複数にわけたらいいですし、最近そういった方が増えてきている傾向があります。

中には自分で団体を選べない、とか、地域を絞ってしまって小さい寄付先しかないといった方がいらっしゃいます。その場合、10年後20年後に残るような適切な遺贈先が見つけられない場合は・・・・」

と言った形で、

・遺贈先の選び方のステップ
・寄付実行までの流れ
・遺贈寄付の内容についての注意点
・みなし譲渡所得税

など実務をやっていなければわからないような実情を踏まえて解説していただきました。


今回三浦先生のセミナーで一番心に残ったのは、「相続はご本人が築き上げてきた財産を承継する機会ですが、その方が何を未来に残すのか、その最期を飾る機会である」ということです。士業・専門家は、相続をお手伝いしているのではなく、ご本人・その周りのご家族が満足できる財産承継をお手伝いしているんだということを改めて思いました。

揉めないように相続させることも必要です。しかし、そこだけに注意を向けるのではなく、相続も自己表現の一つとして考えられるようになると、視点が変わってもっと生前に相続対策をされる方が増えるんだろうなと、そう思わせられたセミナーでした。
三浦先生、ありがとうございました!

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