オンラインセミナーの出席率・受任率を上げるポイントとは!?

緊急事態宣言も解除されので集客活動をこれから始めていく、士業・専門家の方も多いと思います。

実際に集客を行おうすると、セミナーの活用なども選択肢になってきますが、私自身もコロナ以前と同じようにWebやメルマガを中心とした集客オンセミナー、オフラインセミナーの集客をしていて、6月時点でオンラインでのセミナー集客はそこそこできているものの、オフラインセミナーは今月から試しに再開しましたが、集客状況は低い状況です。

しばらくはオフラインでのセミナー集客と開催は、地域によっては異なるとは思いますが、違う集客方法を模索していく必要があるのかもしれません。

こういう状況だとやはり、今しばらくはオンラインでのセミナーの開催を行っていく必要があります。

今回の記事のポイントは下記のとおりです。

  • セミナーは、情報提供型セミナーと顧客獲得型セミナーの2種類がある
  • 情報提供型セミナーでは、セミナー参加者の満足度をあげることが目的であり、顧客獲得型セミナーは個別相談、有料サービスの受任につなげることが目的となる
  • 顧客獲得型セミナーをオンラインで行う場合でも、導線づくりが重要
  • 申し込みから事前案内までの流れを通して、出席率の向上と講師との人間関係構築につなげる
  • オンラインセミナーでは、Zoomと YouTubeLIVEがあり、Zoomでは双方向、YouTubeLIVEは片方向のみしか配信できないが、参加顧客層は広い

今回の記事では、オンラインセミナーの基本的な導線づくりととそのオンラインセミナーで使うべきツールについて紹介していきたいと思います。

情報提供型セミナーと顧客獲得型セミナーの違い

セミナー

セミナーを開催するときには、導線づくりが非常に重要です。

セミナーについては、下記の2種類があります。

・情報提供型セミナー
・顧客獲得型セミナー

情報提供型セミナーと顧客獲得型セミナーの違いは下記の通りです。

情報提供型セミナー

最終的に顧客獲得を目的としてない、各種士業団体やセミナー会社が開催する法務・税務などの専門的知識を伝えることを目的とするのが情報提供型セミナーです。情報提供型セミナーでは、セミナー参加者の満足度が重要視されるのでコンテンツも情報提供をメインとすべきです。

金融機関やハウスメーカーから依頼を受けてセミナー講師を担当した場合のセミナーもこのどちらかというと情報提供型セミナーに該当します。セミナー参加者及び主催者側の満足度を高めることで再度の講演依頼につなげることができます。

これが、既存の顧客に対する主催者に対するファン化を目的とするセミナーであれば、情報提供を重視して満足度をあげることを中心にすることで問題はありません。これは地域の住民向けに例えばワークショップを開く、セミナーのみならず、例えば地域の主催する催し物に協力する、よく地域の信用金庫や農協が組合員向けにバスツアーなどの催しものと同じです。

ですが、我々が一般のお客様向けに主催し開催するセミナーの目的は何かを考えて設計していく必要があります。参加者の高い満足度を得ることが目的であればその導線作りで問題はありません。

顧客獲得型セミナー

士業・専門家がセミナーを主催するということは、そのお客様からの個別相談に持ち込む、又は有料サービスに誘導するということを目的としているセミナーを開催しているはずです。導線を設計し、個別相談、有料サービスにつなげるためのセミナーが顧客獲得型セミナーです。

次の導線につなげたいのであれば、高い満足度を得てセミナーに参加してよかっただけで終わらず、その次に繋がるその次と言うとつまり無料相談等につながる導線作りをしっかりしていかないとセミナーを開催した目的を果たせません。

セミナーからの無料相談、低額のフロントエンド商品、高額のバックエンド商品という形で繋げていく必要があります。そして自社の顧客名簿として活用し、メルマガ、 LINE@など定期的な情報発信を通じて見込み客を育成していくということに使うためのセミナーです。 

顧客獲得型セミナーと情報提供型セミナーの違いについては別の記事でも、詳しく紹介してますのでそちらを確認してみてください。

士業・専門家が顧客獲得型セミナーを開催する前に考慮すべきポイントとは!?

これから行うオンセミナーが顧客獲得型セミナーなのであれば、オンラインセミナーも同じ考え方で、個別相談、有料相談につながる導線を意識してセミナーを開催していく必要があります。

オンラインセミナーの導線とは

オンラインセミナーの導線は下記のとおりです。

・告知
・セミナー申し込み
・Zoomセミナーの開催
・個別相談
・バックエンド成約

告知、セミナー申し込み、Zoomセミナーの開催、個別相談、バックエンド成約というそれぞれのステップがあり、ステップごとに想定される課題をつぶしていく必要があります。

オンラインセミナーの特徴として気軽に申し込みできる反面、簡単に離脱がしやすい、つまり途中でセミナーに参加することをキャンセルされたり、セミナー開催中に離脱しやすいということがあります。

オフラインでのセミナーはセミナー会場に行くという覚悟を持って申し込みをするという決断をしてもらっていることから、関心が高いお客様が集まりますが、オンラインでのセミナーはまだ気持ちが固まっておらず、少しその知識を知りたいと言ったような状況でも参加できることから離脱が簡単なんです。
そこで、その離脱されるということを限りなく減らすためにも断られる理由を潰していくとが必要です。

オンラインセミナーを開催する際にまず確認しておくべきポイントについては、下記の記事で詳しく解説していますので。確認してみてください。

士業・専門家がオンラインセミナーを開催する際に注意しておくべき3つのポイント

セミナー申し込み後の対応方法のポイント

まず第一に考えておくべき部分が、セミナー申し込み後の対応です。

セミナーを申し込みしてもらった後の対応の部分です。
せっかくセミナーに参加しようと思っていただいたお客様にズーム等でのセミナー案内を確実に行っていく必要があります。僕などはメルマガスタンドを利用しているので、そのフォームをつかって申し込みがあった顧客に対して、自動配信で事前案内メールが届くように設定しています。この事前案内メールをリマインドメールとして設定することで、申し込み日、翌日、前日、当日という形で送ることで参加率向上につなげます。

さらに、そのメールの中でセミナーの内容を一部告知をする、そしてそもそも講師がどんな想いで仕事に取り組んでいるのかという人間性を織り交ぜることを事前案内メールの中に織り込むことで、当日のセミナー参加率を向上させるとともに、講師との人間関係をセミナー開催までに構築することもできます。

どうしても、オンラインであると参加しやすい反面、確度が低い方も参加される傾向があるので事前教育が重要となります。

セミナー申し込みから、当日の出席率の向上についてどういうように導線をつくっていくのか、つまり出席を止めてしまう断られてしまう理由を潰し、受任確度が低い顧客をセミナー開催時までに信頼関係をつくって上げていくという作業をしっかり行っていくことがポイントです。

セミナーの開催~オンラインセミナーで使うツール~

オンラインセミナーをどのようにツールを活用し、行っていくのか、そこの方法も併せて考えていく必要があります。

オンラインセミナーで使えるツールは下記の2つです。

・Zoom
・YouTubeLIVE

Zoom

Zoomの特徴としては、相手方の顔が見える双方向で行うことができるということです。双方向で行うことができることから途中でワークを入れたり、参加者同士のディスカッションを行う、講師から質問をリアルタイムで投げかけると言ったことが可能となりますそのため今までのオフラインでのセミナーと同じような運営が可能です。

 YouTube LIVE

Youtube live も選択肢の一つです。これは講師側から視聴者への一方向のスタイルです。テレビ出演者と視聴者に近いイメージになってきます。 YouTube ライブだと配信者側は配信するだけで参加者側の顔が全く見えませんコメント機能を活用すればメッセージのやり取りは可能ですけれどもやはりコメント欄にチャットをするって言ったところについてはハードルが高いので双方向での意見交換は難しいという状況です。

相手方の顔が見えないから相手が誰がどういう状況なのかっていうのが講演者側からはわかりません。

顧客獲得型セミナーを開催するという意味では双方向で開催することができるZoomの方が圧倒的にやりやすいですが、特に高齢者など普段 IT に接していない方をターゲットとする場合には、Zoomの活用がわからないというところがハードルになるので、 YouTube の方が一般的に知られていること、そして多くの方が利用しており、使い慣れていることから顧客への導入のハードルが低いという面があります。

YouTubeLIVEの注意点

スマホから、YouTubeLIVEを配信する場合はチャンネル登録者数1000名以上という要件があります。パソコンとWebカメラであればこの人数制限はないので、実際の配信はパソコンとWebカメラで配信を行うことになります。

まとめ

  • セミナーは、情報提供型セミナーと顧客獲得型セミナーの2種類がある
  • 情報提供型セミナーでは、セミナー参加者の満足度をあげることが目的であり、顧客獲得型セミナーは個別相談、有料サービスの受任につなげることが目的となる
  • 顧客獲得型セミナーをオンラインで行う場合でも、導線づくりが重要
  • 申し込みから事前案内までの流れを通して、出席率の向上と講師との人間関係構築につなげる
  • オンラインセミナーでは、Zoomと YouTubeLIVEがあり、Zoomでは双方向、YouTubeLIVEは片方向のみしか配信できないが、参加顧客層は広い

セミナー集客は、導線をきっちり考えとかないと次のサービスにつなげることはできません。
士業・専門家は、特にそれぞれの過程おいて次に繋げるという導線をを理解しとかないと、せっかく集客したにも関わらず、実際の仕事に繋げられません。

自身のサービスのどのようにつなげていくか、そしてそのステップにおける課題は何なのかといったところを意識しながら仕事をしていく意識が必要です。

今回の記事では、開催までの事前案内と運営ツールを中心にお伝えしましたが、後日の記事で、オンラインセミナー運営時のポイントをお伝えしますので、楽しみにしておいてください。

士業・専門家が面談、セミナーをオンライン化する際のポイントとは?

Zoom活用セミナー

今まで対面で行ってきた士業・専門家がどのように面談やセミナーをオンラインに切り替えていくのか、そして、オンラインへ移行し、メールでの事前教育、オンライン面談・セミナーから実際の受任につなげるためのコツやポイントを詳しく解説し、大評だった2020年5月のセミナーを動画コンテンツとして視聴できるようにしました。

セミナーの中では今回の記事の中で紹介したオンラインセミナーの導線づくり、顧客への事前案内メールの雛形など実際に使っているツールも公開しています。ご興味のある方は、下記ページで詳しい内容を紹介しているので、是非確認してみてください。

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