情報検索から“人”検索の時代へと変わるとき何をするべきか!?

先週は、インドから帰国後、税理士会支部主催の専門家向けセミナーと事務所主催の一般向けセミナーを担当しました

最近、セミナーや顧客相談を受けていて去年とは、お客様の情報収集方法や理解度など変わってきているなと感じています]
組織というより、むしろ、誰にお願いするか、誰が働いている事務所にお金を払うかという“人検索”の時代になりつつあります

今回の記事は、下記のとおりです

・大人もYouTubeを見出し始めている
・サービスの模倣が速くなってきている
・“人”、そして、“営業”はなくならない
・まとめ
・今週の気になった記事

最近、仕事や旅を通じて感じたことを記事にまとめてみました
それでは、どうぞ!

|大人もYouTubeを見出し始めている

一般向けセミナーをやっていて感じたのは、最近、大人もYouTubeを見出しているということです

今までは、子供や若い世代が中心のやってみました系中心のコンテンツが中心でしたが、最近は、インフルエンサーや著名人、芸能人のノウハウ系の動画などコンテンツが充実してきたこともあり、若い世代だけではなく、大人もYouTubeを見だしています

僕もBtoC向けに生前対策・家族信託のYouTubeのチャンネルを開設して適宜動画をアップしています
効率性を重視しているので、BtoC向けのメルマガやブログ記事のコンテンツを動画に代えて、投稿しています同一コンテンツのポイントをまとめて要約したものを解説しています

今回のお客様は僕のYouTube動画を見て、テレビから出てきた先生が無料相談で、目の前にいるっていう感想をいただきました(〃▽〃)ちなみにその方は、50歳代のお客さまでYouTubeに行き着き、家族信託の情報収集をしているとのことでした

僕は士業・専門家向けのメルマガの他に、一般の方向けにも別の内容で毎週メルマガ、ブログ、YouTubeを配信しているのですが、メルマガを見ている、YouTubeを見ているなど、僕のコンテンツを見て、僕を事前に知ったうえで僕に会いにセミナー、無料相談に申し込むお客様が増えてきています
お客様の情報収集の方法が、テレビ・雑誌・折り込みチラシ・HPから問い合わせではなく、メルマガ、ブログ、そして動画へと僕を知ったうえでセミナー・相談にくるというように、徐々に導線が変わってきていることを感じます

今までは文字を読むということが重要で、お客様はHPや広告にある記事を読んでくれましたでも、読むのもだんだんと面倒くさくなりつつあります
読むよりも、聞いたり、動画を見たほうが文字よりも圧倒的に情報量が多いし、だんだんと、人間は便利な方へと流れていくので、文字を読むのが面倒で、動画、そして音声を流し見る、聞くというスタイルに代わっていくことに意識しておいた方がよさそうです

この記事も文字が中心ですが、僕が感じた想いをつたえるために、手振り、表情を使えないのでその文章表現を考える必要があり、イメージを補完するために一部画像をつかっています

でも、動画だったら、講演者がどんな人で、どこに重点を置いて喋っているかなど多くの情報を伝えることができること、そして、視聴者も読むよりも、圧倒的に素早く概要を理解することができるし、画面を見なくても音声だけでも情報収集できます

YouTubeでは倍速機能を使えるので、倍速使えば素早く情報を収集できるので、僕は倍速機能を最大限活用しています
なお、僕自身は士業・専門家は広告収入を狙う必要はないので、チャンネル登録数を追う必要はないと考えています
それより、お客さまがHPや紹介、広告などで調べたときに、動画があってその先生と事務所を知るきかっけをつくり、ファンをつくるという点で必要です

それぞれの地域で適した媒体があると思います
これからは、情報発信をしていき、個人のファンをつくるという要素は後述する“人検索”の時代では益々重要になってきます

|サービスの模倣が速くなってきている

今、情報が溢れすぎていて、簡単に他の会社の事業をパクることもできる世の中になっています
ちなみに、僕自身もどこでも仕事ができる環境をつくるために必須なモバイルWIFIですが、月の通信容量制限があり、いつも容量ギリギリで利用していたので(笑)容量制限がなく、高速で海外でも使えるものとずっと調べていた結果、今のWifiの違約金がかからない契約更新時期が12月だったこともありので、クラウドWiFiである「どんなときもWiFi」に変更することを検討していたのですが、最近調べたら、同じようなクラウドWiFiを提供する会社が増えてしまって、しかも違約金なし、月額料金も更に安く提供している会社が数か月もしないうちに出てきてしまっている状況です

アイデア自体の価値が低くなってきており、いずれはオープンになって他社に真似をされるそんな時代になってきています

消費者目線でいうとありがたい話なのですが、事業者目線でいうと新たなサービスをつくったとしても、同じようなサービスをすぐに模倣して提供される、しかも質も均質化されつつある時代ということを認識しておかなければなりません

だからこそ、数多くある同様のサービスから選ばれるポジションづくりが重要になってきており、これまで以上に選ばれる“人”という概念が大事になってきます

|“人”、そして、“営業”はなくならない

「人」という概念で、11月下旬、インドに行き気付いたことがあります
ブッダガヤという場所で、キリスト教のエルサレムのように、仏教の聖地で、仏陀が悟りを開いた場所です

世界遺産の「マハーボーディー寺院と菩提樹」聖地と呼ばれる場所がインドにはあります
そこで、一人で街歩きをしていたところ、日本語が流暢なインド人に声をかけられます
彼は、以前日本のHISで勤務していたことがあり家族がブッダガヤにいるといことで数年前から帰国したとのことです

数年前にブッダガヤであった爆弾テロの影響で日本人の観光客が減っており、日本人と会い、話す機会も減っていること、日本ではいろんな人にお世話になったので、彼のバイクで観光案内をしたいと申し出てきました

最初は怪しいなと思ったのですが、僕一人、男性だけだし、いいかなと思って、2日間一緒に行動しました
農村地帯やバイクでの川下り、現地の住民との交流、仏陀が修行した洞窟、山など、普通の観光ルートではみられない体験が二日間で得られました

2日目の最終日に、仏陀が悟りを開いたマハーボーディー寺院の菩提樹でつくった数珠があり、これ8000ルピー(約12000円)で買ってほしい言われました
そのお金の6割は寺院にはいり、寺院を通じて恵まれない人の寄付にもつながるし、数珠は本当にたいせつな菩提樹の根からできているから、竜さんの力になるはずと言われました

インドではチャイが10ルピー(約15円)で、ランチも100ルピー(約150円)あれば足ります
多分これは、騙されているかもしれないなと感じながら、そういえば数珠を持っていない、など自分であれこれ勝手な理由をつけて、最後は、今まで付き合ってくれた、彼の役に立てればと思い、購入しました

その時あらためて感じました
最後は“人”が決め手になるということにネットでは数珠を絶対に買いません(笑)

僕ら、士業・専門家が提供するサービスは形が見えないものです
お客様から見たら提供するサービスの形は見えず、しかも、一般的な感覚から言うと高額であり、同じようなサービスを皆が提供しだしています

その先生が言うなら、あなたに任せようと思っていただくそしえて、実際の実行に踏み切りをさせる、誰にお願いするか、誰が働いている事務所にお金を払うかという、人検索の時代においては、“人”という部分、そして“営業”という部分が改めて重要な要素になってきます

そして、この先生が言うならそれでいいと選んでいただくための信用を積むために地域の仕事、役割を地道に果たしていく小さい仕事でも迅速に丁寧にこなしていく、インターネットを活用して自分の想いを情報発信していく、といった地道な積み重ねが改めて大切になってきます

この部分は大規模事務所でなく、むしろ、個人の事務所の方が強い部分なのかもしれません
大規模事務所でなくても十分、仕事ができる時代になってきています

|まとめ

・文字から動画へと情報収集方法が変わりつつある
・情報が模倣される時代では、“人検索”が何より重要
・“人”という部分、そして“営業”という部分の根幹は信用の積み重ね

僕自身、最近は、Amazonをはじめ、Google、YouTube、ネットフリックスなど、サジェスト機能(提案)が優秀でAIを活用して適切に次のおススメ番組を提供してくるので、情報が溢れすぎていて調べきれない中、だんだんと自分で時間と手間をかけて情報を収集して選択するというよりも、提案してもらったものを選択したほうが、圧倒的に楽だなと感じています

ここでのポイントは自ら情報収集するから、提案してもらったものを選ぶへと変わってきていることです
自ら情報収集し選択するから、レコメンド、サジェストの時代へと変わってきています

僕らの仕事も、顧客の情報をヒアリングし、数ある選択肢の中から最適な提案をするというように手続きをする(情報処理)から情報編集型へと仕事の内容が変わってきています
先生業はどうしても知識の研鑽・経験を重視してしまいますが、

むしろ、この提案した内容を任せてもらうためには任せていただくという信用の積み重ね、ここが大切です

|今週の気になった記事

相続登記怠ると罰則、所有権放棄制度の創設も 所有者不明土地対策で中間試案
→方向性、確認しておいたほうがよさそうです。住所氏名変更登記の義務化、遺贈登記、存続期間が満了している地上権、買戻しなどの権利の抹消などの単独申請、財産管理、隣地との導管など相隣関係、遺産分割など、相続登記や所有権放棄制度以外にも民法、不動産登記法分野で改正されそうな項目が多く議論されています
法制審議会民法・不動産登記法部会第11回会議(令和元年12月3日開催)

改正会社法が成立 社外取締役設置を義務化
→改正したので法改正の内容確認しておかないと

IT化で激変「渋谷区役所」がスゴい。ビジネスチャットで「言った言わないをなくす」
→役所でフリーデスク、フリーアドレスにして、モバイルタブレットを配布ってみたことがない、現状を変えたがらない役所ですごい取り組み。トップダウンで変えることができると組織って変わるんですね。

「使った時間分だけ支払い」脱月額制 予約不要で1分15円から…シェアフィットネスの狙い
→スキマ時間で運動したいときに分単位でいろんな施設を利用できるのは面白い、加盟店数が増えればこれかなりいい

カウンターなし、ブースで運用相談 三井住友信託の新店
→この人の役割という部分に、これから変わっていくんでしょうね

キャッシュレス決済の経費精算、紙の領収書保存不要に 政府・与党
→鍵をスマートロックにし、財布をなくしスマホとクレジットカードだけにしてから持たなくなってから、数か月普通に生活できるが、いちいち経費精算のための領収書集めが面倒だった。クレジットカードやアプリの履歴にデータは残っているのに、、、っていつも思っていたのでこれはなくしてくれるとありがたい

スタートアップ出資、1億円以上で減税 大企業の投資促す
→僕らのような中小企業にも認めてほしい、設立に関与したお客様が面白事業だったらそのまま投資できるのに

もし認知症になったら…不安解消に解決策を提供 過熱する“備え”めぐる企業競争
→参入してくる企業が多いからこそ、人検索の時代になってくる

運転免許証もスマホに、Android 11で
→中国も一部の省では公的身分証がスマホに入っていました。技術的にはできるんでしょうね。僕はとりあえず、健康保険証はスマホの写真の中には入れておきました(笑)

不稼働口座に手数料 三菱UFJ銀、来秋にも新規開設分
→こういう動きになってくるんでしょうね

アマゾン「置き配」全国で 再配達削減、日本郵便と来年に
→今、Amazonを自宅玄関の置き配で設定していますが、この方がむしろ便利。再配達依頼の手間がなくていい。

営業担当者「働く時間の25.5%はムダ」と回答/非訪問型営業の導入率11.6%[HubSpot調査]
→無駄な時間、ほんとうに多いと思う。報告事項共有の社内会議や移動時間など、うちの事務所でも削減できるものをどんどんやめました

飲食店「無断キャンセル」最新防衛策がすごいことになっていた

→予約キャンセル代金回収代行って、飲食店への認知次第で少額債権回収としてニーズはありそう

次回をお楽しみに!

|顧客との継続相談を受けるポジショニングをつくれていますか?

顧客との継続的な関係をどのようにつくっていますか?
先生業としてのポジショニングをどのように作っていますか?

先生業の仕事は形に見えない仕事です。
その見えない価値をお客様に伝える必要があります

これからの時代にどのようにポジショニングをつくるのか、お客様への提案時にどうあるべきか、どのように生前対策コンサル案件を受注していくか、生前対策案件の集客・設計・提案・受注、そしてポジショニングづくりのためのノウハウをお伝えするセミナーを開催しています。

 

【生前対策・家族信託提案力アップセミナー】
日時 12月11日水曜日 9時30分~11時30分
1月21日水曜日 9時30分~11時30分
会場 株式会社東京八重洲ホール

★セミナー内容★
◎10年後、あなたの仕事はある?ない?
◎AI・IT化によっておこるチャンスとは?
◎生前対策業における確認すべきポイントとは?
◎選ばれている士業・専門家の専門家のポジションニングの秘訣
◎手続き代行から生前対策コンサルに転換するには?
◎家族信託・生前対策コンサル業務における商品設計のコツとは?
◎士業・専門家2.0とは?~これからの士業・専門家の姿~

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